概算で見ても、ホルモン検査、卵管検査、精子検査の三大検査で3万円程度、不妊治療を受ける場合の一ヶ月当たりの支払額は最低でも6000円は必要となります。
超音波検査は排卵時期の予測や、排卵の確認には欠かせない検査で、1周期に2~3回は必要です。
検査料は1回当たり4000~6000円ほどかかり、排卵誘発剤などを使用する周期では、検査に対して保険が適用されるため自己負担額は3割となりますが、それでも結構大きな支出となります。
検査によっては複数回同じ検査を行わなければいけないこともあるため、検査を重ねるごとに費用は膨れ上がってしまいます。
費用は総額で、安くて20万から30万、高いところで50万から100万くらいまでと、結構開きがあります。
しかし、費用の安さだけでなく、信頼できる医師のいる病院で治療を受けるべきです。地方自治体ごとに、不妊治療に対する助成金を支給してくれるところもあるので、問い合わせてみると良いでしょう。
不妊治療費助成事業の指定医療機関の場合、不妊治療が比較的安く済む場合もあります。
漢方による不妊治療は、基礎体温の測定がポイントになります。
基礎体温表に従い、女性の体のリズムを月経期、卵胞期、排卵期、黄体期という4期に分けて対応します。
各時期で最適な漢方薬を服用しながら、元来体に備わっている自然なリズムに戻し、妊娠しやすい体づくりをしていくことになります。
一人ひとりの体質、症状、基礎体温表などによって、使う漢方薬は異なり、体の変化や、併用する病院の治療とのかねあいで、併用する漢方薬の種類や量も変わってきます。
西洋医学の場合、不妊に対し、ホルモンの高低や、子宮卵巣の機能の良し悪しなど部分的な原因に向けて対処しますが、漢方の見方、考え方は、体全体の状態を見て、原因を考え、対処していきます。
妊娠しやすい体作りの妨げになっている、体質の原因を取り除くのが不妊漢方治療の基本であり、子宮、卵巣に新鮮な血液が十分届き、子宮、卵巣機能が活発に働くように体を整えます。
漢方の不妊治療は、子宮、卵巣を赤ちゃんのできやすい環境にすること。
つまり母体づくりにあります。
肥満気味の人は体重を減らし、余分な脂肪を取り、体内に余分な水分の多い人は、水分代謝をよくします。
逆に胃腸が弱く体重の少ない人は、胃腸を強くし、体重を増やし、お腹をふっくらさせ、子宮・卵巣に栄養をつけます。
冷えの強い人は冷えを治すことで温かい子宮・卵巣を作り、本来の自分のホルモン・バランスにしていきます。
漢方の場合、あせらず、じっくりとした取り組みで、副作用も無く、おだやかに効果を期待することになりますが、根本的な体の異常、疾患などの原因がある場合、西洋医学との兼ね合いも必要となります。
よく自分の症状を知り、適切な漢方薬を処方してもらい、必要に応じて西洋医学的治療・鍼灸・気功などの対処も試みれば良いでしょう。
初めての赤ちゃんは比較的すんなり妊娠出産できたのに、2人目が欲しくても、なかなか妊娠できない場合があります、これは、晩婚が増え、1人目を産んだ後、2人目が欲しいと思う頃には母親の年齢が30歳後半、というケースが増えていることがあるようです。
30代後半になると、卵子が急速に老化してしまうので妊娠しづらくなります。
これ以外、最初の分娩時に感染症があったり、出産後にクラミジアなどに感染したりして、卵管が詰まってしまうこともあります。
また、子宮内にポリープができていたため着床の妨げになるケースや、着床はできてもその後、染色体異常で受精卵が育たない場合もあるようです。
さらに、最初の妊娠は偶然で、元来不妊の傾向があった、ということも考えられます。
一人目の赤ちゃんを無事出産できたあと、二人目が欲しいと思ったら、排卵期以外は最低週に1回、排卵時期には1日おき(毎日でもOK)に性交渉を持つとよいとされます。
前回の出産後に母乳をあげている期間が終了してから不妊期間として数え、例えば、4年前に出産して1年間の母乳期間があったとすると、不妊期間は3年間となります。
一般的な不妊の定義では、避妊をせずに2年間妊娠しなかったら不妊とされますので、このような場合は二人目不妊と考えられます。
二人目不妊の特徴として、
第1子は結婚後早い時期に自然に妊娠した。
不妊症の一般検査をしても大きな異常が見あたらない。
一般不妊治療をしてもすぐには妊娠に至らない。
こうしたものがあります。
出来れば自然妊娠を目指したいところですが、元来不妊であっても、たまたま初めての赤ちゃんがすんなり生まれた場合、不妊であることに気付きにくいものです。
1年間がんばってみて、授からなかったら、そのうちに妊娠できる、と思い込まずに、早めに、初めの出産を行った医院で相談してみるのも良いことでしょう。
流産とは、妊娠22週未満までに妊娠が継続できなくなることを言いますが、実際には、胎盤が形作られる過程の12週までに起こる場合がほとんどです。
流産の半数は、赤ちゃんに染色体異常や先天性異常がある場合の自然淘汰といわれています。
しかし、3回以上流産を繰り返す場合には習慣流産といい、母体にも何らかの原因があることが考えられ、検査が必要となります。
また、最近は稽留流産が増えていることから、母体の側に「胎児を育てる準備が整っていない」ということを指摘する医師もおります。
冷え性によって子宮や卵巣の機能が低下し、不妊症を招いてしまうと言うことは、不妊症で悩む女性の多くに考えられます
不妊症を解消するためには、日ごろから身体を温める工夫が必要ですが、特に生理時は体温も低く、冷えを呼び込みやすい状態にありますので、気をつけたいものです
生理中に入浴し身体を冷やすと、その冷えはその時一番弱くなっている子宮へと伝わり、子宮を病んだり、ホルモンのバランスが乱れたり…機能不全を起こしてしまいます
生理中に子宮の働きが低下すると、排出能力が落ち、本来排出されるべき月経血が子宮の中に残ります
残った月経血は卵管から逆流して、古血としておなかにたまり、卵管閉塞や子宮内膜症、子宮筋腫などの原因になると言われています
生理中は家族などに配慮し、湯船につからずにシャワーで済ませる場合が多いと思いますが、シャワーは身体の表面の熱をうばい、冷えを呼び込みます
また、入浴もできるだけ避けたほうがよいのですが、もし入浴するなら、半身浴でしっかり身体を温めましょう